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トラブル対処

事務所のホームページが表示されない時の確認手順|確定申告・年度更新の繁忙期に慌てないために

公開 2026年10月23日 約5分で読めます

確定申告の相談が増える2月、年度更新や算定基礎届で顧問先からの問い合わせが続く初夏。そんな時期に限って、事務所のホームページが表示されなくなった、という連絡をいただくことがあります。相談フォームも料金表も見られない状態では、新しいご相談を逃すだけでなく、顧問先にも不便をかけてしまいます。この記事では、ホームページが表示されないときに、どこから確かめればよいかを順番にお伝えします。

最初に「自分の端末だけか、みんな見られないか」を確かめる

ホームページが表示されないとき、最初に確かめたいのは、事務所のパソコンだけの問題なのか、誰が見ても表示されないのか、という点です。ここで切り分けができると、その後の対応がぐっと早くなります。

  • 事務所のパソコンと、Wi-Fiを切ったスマートフォンの両方で開いてみる
  • 別の事務員さんや家族に、手元の端末で開いてもらう
  • ブラウザ(インターネットを見るソフト)を変えて開いてみる
  • 表示される画面の文言(エラーの表示)を写真に撮っておく

事務所のパソコンだけで見られない場合は、事務所のインターネット回線や、パソコンの設定の問題であることが多く、ホームページ自体は動いている可能性があります。誰が見ても表示されない場合は、ホームページの側に原因があると考えて、次の切り分けに進みます。

ホームページが表示されないときは、まず自分の端末だけか誰が見ても見られないかを確かめ、自分だけなら回線や端末、みんな見られないならサーバー、ドメイン、鍵マークの順に原因を切り分けることを示す図
自分だけか、みんな見られないかで、確かめる先が変わる

事務所のパソコンだけで見られない状態は、事務所の中の人は困っていても、相談者の方や顧問先には影響がないことが多いものです。逆に、事務所のパソコンでは普通に見えているのに、外の人には見えていないこともあります。ブラウザに残った古い情報が表示されているだけ、という場合です。どちらの場合も、事務所の外の端末で確かめることが切り分けの第一歩になります。

表示されるエラーの文言から原因の見当をつける

誰が見ても表示されない場合、画面に出る文言で原因の見当がつくことがあります。エラーの文言はブラウザによって違いますが、おおよそ次のように分けられます。

画面の様子考えられる原因主に連絡する相手
「このサイトにアクセスできません」などと出るドメインの契約切れ、設定の不具合ドメインの管理者・制作会社
真っ白な画面、または「エラーが発生しました」ホームページの部品の不具合、更新の失敗制作会社
「サーバーが混み合っています」などと出るサーバーの障害、負荷の増加サーバー会社
「保護されていない通信」などの警告鍵マークの証明書の期限切れサーバー会社・制作会社
サーバー会社の案内ページが出るサーバーの契約切れ、支払いの停止サーバーの契約者

サーバー会社の案内ページが出る場合や、ドメインにつながらない場合は、契約や支払いが止まっていることがあります。その場合はメールも止まっているおそれがあるため、ドメイン・サーバーの更新を忘れてホームページとメールが止まった時の手順もあわせて確かめてください。

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連絡するときに伝えること

制作会社やサーバー会社に連絡するときは、次の情報をそろえておくと、原因の特定が早くなります。

  1. いつから表示されないか気づいた日時と、最後に正常に見られた日時が分かれば伝えます。
  2. どの端末で、どう表示されるかパソコン・スマートフォンなど、試した端末と、表示されたエラーの写真を添えます。
  3. 最近変えたことがあるかお知らせの更新、部品の更新、サーバーの設定変更、支払い方法の変更など、心当たりがあれば伝えます。
  4. 急ぎ度合い繁忙期で相談が集中していることなど、急いで直したい事情を伝えます。

サーバー会社の障害であれば、サーバー会社のホームページに障害のお知らせが出ていることがあります。制作会社と連絡がつかない場合は制作会社と連絡が取れない・廃業していた時の進め方を参考にしてください。

連絡の際は、電話だけで済ませず、メールでも同じ内容を送っておくと、言った・言わないの行き違いを防げます。返事の目安の時間も聞いておくと、相談者や顧問先への案内がしやすくなります。

止まっている間の、相談者・顧問先への案内

ホームページが直るまでの間も、相談者の方や顧問先は事務所に連絡を取ろうとしています。ホームページ以外の連絡手段で、困らないように案内しておきましょう。

  • 事務所の電話の受付で、ホームページの不具合を聞かれたら電話かメールで受け付けると答えられるようにする
  • 顧問先には、メールや連絡の仕組みで「ホームページを調整中のため、様式はメールでお送りします」と伝える
  • 地図の検索結果などに載せている事務所の情報で、電話番号と受付時間が正しいか確かめる
  • 相談フォームの代わりに受け付けるメールアドレスを決めておく

顧問先向けの様式を置いている事務所は

ホームページが止まると、様式のダウンロードもできなくなります。繁忙期に使う様式は、事務所のパソコンにも控えを置いておき、メールで送れるようにしておくと安心です。

問い合わせの電話を受ける事務員さんには、「ホームページが表示されない期間があること」「代わりにどの連絡先で受け付けるか」「いつごろ直る見込みか」の3点を共有しておくと、聞かれたときに迷わず答えられます。相談者の方にとっては、電話口で落ち着いて案内してもらえることが、ホームページの不具合以上に印象に残ります。

繁忙期の前に備えておくこと

ホームページが止まる原因の中には、事前に防げるものも多くあります。繁忙期の1〜2か月前に、次の点を確かめておくと安心です。

  • サーバー・ドメイン・鍵マークの証明書の更新月が、繁忙期と重なっていないか
  • ホームページの部品の更新を、繁忙期の直前に入れていないか
  • 制作会社やサーバー会社の連絡先と、契約者の名義を把握しているか
  • 相談フォームのテスト送信をしたか

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特に、ドメインやサーバーの更新月が確定申告の時期と重なっている事務所は、更新案内に気づかず止まってしまうことがあります。更新月が分かったら、事務所の年間の予定表に書き込んでおきましょう。

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よくあるご質問

しばらく待てば自然に直ることはありますか?

サーバー会社の一時的な障害であれば、時間がたてば直ることもあります。ただし、契約切れや部品の不具合の場合は待っても直らないため、サーバー会社のお知らせを見つつ、制作会社にも早めに連絡してください。

事務所のパソコンだけ見られません。何が原因ですか?

事務所のインターネット回線、パソコンの設定、ブラウザに残った古い情報などが考えられます。別のブラウザで開く、パソコンを再起動するなどを試し、それでも見られなければ回線やパソコンを管理している方に相談してください。

ホームページが止まっている間、メールも止まりますか?

ドメインやサーバーの契約が切れている場合は、メールも止まることがあります。部品の不具合でホームページだけが表示されない場合は、メールは動いていることが多いです。

止まっていた間の相談は、どうすれば拾えますか?

ホームページのお知らせや、電話の受付で「表示されない期間がありました」と伝え、相談をお考えだった方に改めて連絡してもらうよう案内するのが現実的です。

この記事は、税理士・社労士・行政書士事務所のホームページの見守りと相談を担当する「HPドクター」編集部がまとめました。